「楽しむ」ということ、はびこる「おかゆコンテンツ」
昨日、別々の人から「××の何が楽しいのか(面白いのか)分からん」という話が出た(*1)
xxには、お盆の仏教行事、ワイドショーの不倫とか言っていたように思う
それを聞いて、一瞬考えこんで、
物事の≦楽しみ方≧ってのは、以下の①-④のうちどれかで、
上の話は、②の問題なんじゃねーかな、と思った
①純粋に心の底から楽しい
②楽しみ方(フォーマット/プロトコル/コンテクスト)を知った上で
それに沿うことを楽しんでいる
③上の①②で楽しんでいる「場」を楽しんでいる
④上の①②③で楽しんでいる自分を、楽しんでいる(酔っている)
例としては、
①は、そんなにない。三大欲求とか戦いとか、超原始的なもの。
②は、だいたいこれ。多少知識とか、理解がいる。
③は、お国柄としてあると思う。Xmasとかの行事ごと、ニコニコ動画はこれ
④は、”おれつえー”ってやつ。あと、意識高い系(笑)がそれ
今の社会は、そんな(勉強してる)余裕がないから、
①or②(ただし楽しみ方が一瞬で直感的に分かる)にコンテンツの性質が偏ってる
これを「おかゆコンテンツ」と呼び習わしている。
そんな流動食すすってるだけで、そんなんで、本当にええんかなと思う
①〜④を全て包絡するような、よくばりセットこそ真の娯楽なんや
ということを、ざっくり話したら(*2)
となりの先輩は同意してくれたけど、最長老は「漢文か?」とスルーした(*3)
俺の話はお粥コンテンツではないようだ。。。
(*1)この偶然は、synchronicityではなさげ。
夏休みが近くなったことで「楽しいこと、なんかねーかな」と考える余裕が生まれる
→「楽しいこと」を想像しようとして、逆に、最近の「楽しくない」事物が浮かぶ
→口に出しちゃった
(*2)こんなことを素でマジレスしちゃう人間はいわゆる「楽しくない」人である
(*3)この人はうちの部署の巨匠なのだが、(俺が古典が好きなことを知っているので)
何か典籍の一説を引用したのかなと、いつも決めつけている。ようは聞き流しである